ケイミックスでは、育児と仕事を両立させる育児休業制度や時短勤務を推進しています。育休経験のある男女社員を交え、取得促進や意見交換を目的に、中堅・若手社員・人事担当者の6名が集い座談会を開催しました。
※この座談会は、2024年1月に開催されました
参加者プロフィール

管理部門
総務部 係長
A・Mさん

管理部門
人事部 課長
M・Nさん

ビルメンテナンス部門
営業開発部 主任
C・Oさん

管理部門
人事部
K・Hさん

ビルメンテナンス部門
横浜支店 設備主任
S・Hさん

ビルメンテナンス部門
オフィスビル管理
T・Sさん
育休経験女性社員の本音
C・Oさんの育休を取る決断や報告した時の心情を教えていただけますか?

A・M

C・O
私は妊娠がわかった時点で、体調面の不安がありますので、すぐ直属の上司と本部長に報告しました。
その流れで育休を取ることになりました。
私がいなくなった後の人事計画を立てていただいたので、そこは安心してお休みに入ることができました。
実際に育休を取ってみてどうでしたか?

A・M

C・O
育休期間が、ちょうどコロナ禍(2020年4月から)でした。
主人も、ずっと在宅勤務で家にいてくれたので、正直それがすごく助かって。
もし1人だったら「ワーッ」とパニックになったかもしれません。
いつも誰かが家にいてくれる安心感がありました。
そう考えるとC・Oさんにとってコロナ禍が良い作用をもたらしましたね。
でも、そうでない時は、やっぱり相手にも育休を取ってもらった方が良いってことですよね。
近くに親がいるわけでもないし、段々、自分1人だけって追い詰められる気持ちになりますからね。

A・M

C・O
はい、主人がそばにいてくれて、すごくありがたかったです。
でもまだまだ男性には言い出しづらい環境がありますよね。
T・Sさんの上司のK課長は、今までの関係の中で話しやすかったですか?

A・M

T・S
はい。相談したら多分、取らせてくれそうだなと思いました。
これから男女を問わず、育児だけではなく介護休業の取得を検討する方もいらっしゃるでしょうし、利用者がどんどん増えると、管理する側も「こういう時はこうすればいいし」という感じで、制度が当たり前になっていくと思います。
それにはT・Sさんのような男性社員が増えていくことが大事ですね。
T・Sさんが社内報にご自身の経験談として『私の子育てレポート』を寄稿したのは、大きかったですね。

A・M

K・H
前例を作るのは大事ですよね。T・Sさんの後にも育休を取得する男性が続いています。

C・O
いい意味で男性にも「なんだいいんだ」と思っていただくといいですね。
「会社がどう思うか?」だけでなくて、取ることになれば(育児や家事を)絶対やらなきゃいけないじゃないですか。
色々と悩んで「会社に言ったら取らせてくれなかった」って奥さんに言っちゃった方が楽だなと考える男性社員もひょっとしたらいるのかな。そういう人だと逃げ腰になるかもしれません。
でも、是非チャレンジしてほしいです。

A・M
大切なのは声を上げること

K・Hさん 2016年入社(入社8年目)

S・Hさん 2019年4月入社(入社5年目)

K・H
私は今のまま働いて結婚生活を過ごしていきたい。実際、子どもができた時に育児と家事を、どうやって分担するのか?を結婚をする時、ナァナァにしたら絶対によくないなというのが漠然とありますね。
女性としてはそこまで考えないと結婚に踏み切れないし子どもも産めないし。男性側は、どうでしょうか?

S・H
女性だけの育児というわけでないので、「育休を取得するために男性ができるだけ声を上げないといけないのかな?」と今日考えました。今まで育児休業制度に正直、興味はありませんでしたが、T・Sさんの成功体験を聞くと、やっぱり声を上げることが一番大事なのかなぁ、意外になんとかなるんじゃないかと前向きに考えたくなりました。
2人の子供ですから、1人に任せるのは良くないかなと。1人目の子どもはお互いに初めてですし。

K・H
いまS・Hさんが言ったように、やっぱり言わないと、(会社に)育休は取らないのかなと思われてしまいますよね。
いくら女性が言ったところで男性側が「欲しいです」、「必要です」と言わないと届かない。
みんながいうからこそ「必要なんだな」と会社がわからないと、制度があっても形にならないですもんね。
そのためには言い出しやすい雰囲気が必要です。
S・Hさん、前向きな意見をありがとうございます。さて、S・Hさんはビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)試験※に合格しました。おめでとうございます。(一同拍手)
※2023年の合格率:21・9%

A・M

S・H
ありがとうございます。資格取得を目標にしたのは、働く中で知識を必要と感じたので、若いうちに勉強して資格を取っておこうと思ったからです。

K・H
資格は今まで仕事を頑張ってきた集大成にもなりますね。仕事にも自分の経験にも繋がるし。

S・H
本当にその通りです。

K・H
採用していると「資格制度はありますか?」とか「どういう資格が取れますか?」とか、もっと手前だと「どんな資格が必要ですか?」とか、S・Hさんくらいの世代からキャリアイメージを明確に持って入社を希望する人が増えています。

S・H
私の場合、正直、入社当時は何をしていいかわかりませんでした。資格取得を目標にしたのは、働く中で知識があれば、今よりもいい仕事ができると感じたからです。入社時に明確な目標がなくても必然的に後から生まれてきます。
これから入社される方にも、「そんなに構える必要はないよ」って言いたいです。
S・Hさんは、キャリアチャレンジ制度に手を上げましたよね。

A・M

S・H
はい。キャリアチャレンジ制度に手を上げたのは、キャリアアップについても自分から発信しなきゃいけないと考えたからです。働いていると自分の考えがどんどん出てきます。
たとえ今回うまくいかなくても自分の意見をちゃんと伝えた方がいいと考えました。
本部長とは普段お話しする機会もないので、この制度があって良かったなと思います。

M・N
人事部としても嬉しい!
S・Hさんが自ら進んでキャリアアップを図る姿勢は頼もしいです。

A・M

K・H
S・Hさんは今回に限らず、上に相談しながら自分のキャリアの道筋を描いている印象があります。

S・H
ありがとうございます。入社当時は自信もなく、仕事の意義すらわかっていませんでしたが、仕事を重ねるにつれ、全体像を掴めて自分の目指す道を進むための考えが出せるようになりました。